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モノを減らすということ
これまで何度か書いてきたけれど、主に春先に吹き荒れる”断捨離風”。
今年は少し遅めに、風が吹いたのは春の終わり。
今回はこれまでと少し違っていて、すでに50代後半の人生、そろそろモノを減らすことはあっても増やすべきじゃないだろうと思っていた矢先に吹いた風だった。
…いつか使うかも ←アウトドア系で多い
…使い分けるためにいるかも ←特にバッグ類に多い言い訳
…限定品だからとりあえず買っとけ
そういうモノが結構な数あるわけで…
まだ誰かが使えそうなモノやそこそこ値段が付きそうなモノはメルカリやヤフオクで売ったりしてきた。
しかし、メルカリとかヤフオクに出品することは結構面倒でそれなりに消耗してしまうのが難点なのだ。
そんな面倒から解放されたくて今年ついに、セカンドストリートデビューをしてしまったから断捨離が止まらない。
買取価格は低いけれど、とりあえずIKEAの青い袋とか無印良品の白い袋にモノを入れてお店に持ち込めば良いだけという手軽さがありがたい。
『(見映えするような)写真を撮る必要もない。』
『コメント考える手間も必要ない。』
『受け取ってるのになかなか受取連絡してこないことにイライラしなくていい。』
ああ、なんて楽なんだろう。
まあその分買取価格低いけれど。
”いつか使うかも”
そう思っていたモノが無くなっても困っていない現実。
”使い分けるのに要るかも”
そう思って大量に処分したバッグは、実は要らないものだったという現実。
フィルムカメラをひとつだけ持つことにしよう
僕が持っているフィルムカメラは次の通り。
①YASHICA ELECTRO 35 MC
②PENTAX ESPIO mini 75周年モデル
③FUJIFILM Natura Classica
使用頻度は
YASHICA <PENTAX<FUJIFILMの順なんだけど、NATURA CLASSICAもいつ壊れるかわからない。
・途中巻き上げ1回あり。
・フラッシュを出すボタンが壊れてる。
壊れた時のための予備として他の2つのカメラを持っているようなものだった。
フィルムカメラは1本撮りきって現像に出すという作業が必要。
デジカメのように簡単にデータを取り出して保存できるわけではないから、2台並行して撮影することはつい避けてしまう。
まあだから1台で十分なんですよ。←かなり乱暴な意見
さて、PENTAXがフィルムカメラプロジェクトを発表したのが、2022年12月。
「新しいカメラなら、壊れるということにそれほど神経質になる必要はないんじゃないか。」
そんな気持ちにさせてくれた。
「新しいカメラなら3台を1台に置き換えることはこれまで以上に簡単だよね。(あくまでも僕個人のフィルムカメラに対するスタンスならばという意味)」
PENTAX17を買った最大の理由はそれだ。
『モノを減らしつつ、フイルムカメラを安心して続けられる』
ハーフカメラであることは今の時代にフィットしているんじゃないだろうか
プロジェクトの進捗報告の中で開発中のカメラはハーフサイズであることがニュースで流れてきたときは正直戸惑った。
一般的に、35mmフィルムのフォーマットサイズは36×24mm。
ハーフサイズは、同じ35mmフィルムを使うけど、18×24mmのフォーマットになる。
横幅36mmの半分、18mmしか使わないので、撮れる枚数は約2倍。
24枚撮りなら48枚撮れるし、36枚撮りならば72枚撮影できる計算になる。
フィルム高騰の折、お得と言えばお得なんだけど...
カメラの構え方も違ってくる。
普通に構えると、縦写真の撮影、横写真にするにはカメラを縦に構える必要がある。
しかしだんだんと、要はこの縦写真が『今の時代にはいい』と思うようになってきた。
僕はこれまであまり縦写真を撮ってこなかった。
基本作業はPCで行ってきたし、モニターで見る分には横写真の方が見やすい。
しかし、このブログを見てくれる人のアクセスは圧倒的にモバイル端末、つまりスマホだし、SNSにしてもおそらく大部分の人はスマホで見ているはず。
そう、スマホは縦。
なんかいまさらそんなことに気づいたわけです。
スマホで見やすいのは圧倒的に縦写真のはず。
いまさら気づいた(笑)僕は最近、デジカメでも縦で撮る機会を増やしている。
ただカメラを縦位置で撮るのって少し不便に感じるから、普通に構えて縦写真が撮れるハーフカメラってフィルムだけど実はSNS時代にフィットしたカメラだと思うんですよね。
三台のフィルムカメラの行方
マップカメラさんで予約開始早々に注文を入れたおかげで、7月12日の発売日に無事手元にやってきてくれた、「17」
販売価格79,200円は決して安い買い物ではない。
これから使うごとに、『フィルム代』『現像代』が必須になるカメラなのだから。
出費の補填のためにも、モノを減らすという意味でも、これまで持っていた三台は売却することにした。
すべてを賄うことはできなかったけれど、かなりカバーができたのはおおいに助かった。
リコーイメージングの予想を超える注文が入ったようで、『一時受注停止中』だそうです。
この「17」がPENTAXのフィルムカメラプロジェクトの第2弾、第3弾への追い風になればいいなと思う。
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