近頃の怪しい記憶力を一生懸命さかのぼって思い出してみると、かつて僕はGRDこと、GR digitalを持っていた。
ただそれが、無印~Ⅳまでの4つあったうちのどれかがさっぱり思い出せないけれど。
その頃はまだ写真を始めたばっかりで、データを残しておくという発想が全く無かったから、過去を振り返ろうにもその材料が存在していない愚かさよ。
でもたぶん、2010年前後だったと思うんですよね…
そのカメラについて覚えているのは、子供と一緒に登った奈良の若草山でレンズの逆光性能に悪態をついたことぐらい。
小さなセンサーサイズ&レンズに、過度な逆光性能を求めることがどれだけ無茶なことか?
そんなことすら知らない奴にカメラを満足に使いこなせるはず等なく、しょっちゅう(今以上に)とっかえひっかえしてました。
人間の目と同じ機能を持つカメラなんて存在しないということを知るのにどれだけ無駄な時間を過ごしたことか…
閑話休題
1年以上使ってきたGRⅢを手放してからも、いやむしろ他のカメラを使うにつれてGRの持つ優位性を嫌というほど思い知る日々だった。
・コンパクトさ
・起動の速さ
・フルプレススナップ etc.
スナップに必要な要素を身に着けた唯一のカメラといっても過言じゃない。
やっぱりGRを手元に置いておきたいよなあと思いつつも、なかなか踏ん切りがつかないでいた。
GRⅢは今なお、中古市場でもそこそこの金額を維持したままですし。
それでも、GRⅢxが発表された時はかなり心が揺れた。
というかほぼ買う気でいた、つい最近まで。
ところが、以前のこの記事にも書いたけれど、40mmの画角にかなり苦戦してるんです。
正直もう少し自分の今の視野にあっていると思っていたんですけどね。
(時節柄、GRⅢxがかなり品薄状態だったのも買わなかった理由のひとつ)
そんな時にふと出会ったのが、『記憶カメラ』さんのこのブログだった。
「そっかあ、あの時使いこなせなかったGRDにもう一度向き合ってみるのもいいかもしれない」
ただし、ここでおそらく当時使っていたと思われる、GRDⅡもしくはGRDⅢを選ぶのではなく、手ぶれ補正の付いたGRDⅣを選ぶあたりが僕が僕である所以かと(笑)
早速持ち出して撮影するごとに、GRの良さに改めて気づかされる。
・手になじむグリップ
・GRⅢと比較すれば、遅いけれどそれでも素早い起動
等々…
やはりGRは、特別、唯一無二の存在。
使っていて思い出したことは、昔使っていた頃に不満に感じたのは、なにも逆光性能ではなく、むしろホワイトバランスだったんですよね。 特に空の青、どうも「黄色」に振れてしまうように見えてしまう。
センサーサイズが小さいこともあって、RAWで撮る気はあまりない。 だからWBの設定を変えるべきなんだろう。昔はそんな知恵というか知識を持ち合わせていなかったんですよね。
GRのモノクロといえば、『ハイコントラスト』なんでしょうけど、『ノーマル』の方が近頃の好みに近い
今度ばかりはそう簡単に手放すことはない…と思いたい。
ところで、いつものようにマップカメラさんで購入したこのカメラ。
シャッター回数を確認してみたら、
これって、本当にゼロ回なんでしょうかね。
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