カメラに纏わるものには幾つかの沼があって、そこから抜け出すには相当の苦労が必要になる。
そんな沼のひとつが『カメラバッグの沼』だ。
はたして過去、どれだけのバッグを手にしてきたことだろう。
振り返っても正確な数は把握できないから、決して振り返ることはしないけれど。
フルサイズのLUMIX S5を持ち出すときは、リュック一択。
(そのリュックの話もいつかしたいと思っている)
コンデジだけなら、サコッシュで十分。
問題は、fpとかLUMIX GX7クラスを持ち出すときだ。
近場の散歩にそれらを持って出かける時もあるけど、どちらかというと京都や奈良に行くときにそれらのカメラを持ってゆくイメージか。
つまり、
・ミラーレスカメラ1台(交換レンズはせいぜい小さいの1個)
・文庫本
・晴雨兼用傘
・眼鏡
・財布
・御朱印帳2冊(神社用と寺院用に分けている)
・手帳と筆記用具
(・場合によっては、モバイルバッテリー)
最低でもこれが収納できるサイズが欲しい。
ショルダー系、スリング系、結構とっかえひっかえしてきた。
ピークデザイン、マウス、WANDRD、インダストリア、クランプラー等々。
そんな中、いまある程度満足しているバッグがある。
「HALF DAYPACK」
もともとはカメラバッグではなくて、iPadを持ち運ぶためにデザインされたもので、ずいぶん前に発売と同時に購入したバッグ。
インナーポーチにカメラを入れることで、簡易カメラバッグに変えてしまおうと考えた。
このバッグの一番お勧めできるポイントは、インナーポケットだ。
さすが、iPad用にデザインされているから、そのスリーブの出し入れのしやすさは素晴らしいし、そのポケットの形が崩れない所がなにより良いのだ。
これまで使ってきたバッグにもインナーポケットはあったけれど、たとえそれが13インチmacbook入りますと言われるものであろうが、出し入れはしにくいし、カメラ入れるとボディに押されて、役に立たないポケット類のオンパレードだった。
そう、僕の求めるカメラバッグはカメラが一番じゃないんだ。
カバンに入れる物すべてが平等に収納されるべき、そんなバッグが僕の理想。
この、「HALF DAYPACK」にしてもインナーポーチにカメラを入れる面倒や、文庫本や御朱印帳の場所は決まっているけれど、それ以外はとりあえず入れておけ、そんな感じだから100%ではない。
ただこれまでの(カメラ)バッグの中では満足度は高いといえる。
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