先日、かなりのカメラボディを手放した。
そのことに後悔はないし、実際何も困っていない。
ただ、Nikon Z6、Panasonic G100にしても通勤カバンに入れるには、ちと大きいということぐらいか。
毎日写真を撮るわけじゃあ、ない。
iPhoneがあるから、メモ代わりや記録に困るわけでも、ない。
あえて言えば、一服の精神安定剤代わりに、コンデジを通勤バッグの中に入れておきたいという気持ちを捨てきれないぐらいだ。
さて、通勤バッグには、リュックを愛用している。
この暑い季節のために、夏用のリュックを強いて購入したぐらいに、リュックが良い。
ところが、今年の暑さは、背中に背負うことを拒否したくなるほどに辛い。
だからせめてもの暑さ対策として、ブリーフケースでこの夏を過ごすことに決めた。
実際、背中に感じた熱はマシになったものの、リュックに比べると容量減は否めない。
いくら小型のカメラとはいえ、G100を持ち歩くことは厳しくなった。
閑話休題、
Canonが2008年に発売した、「IXY DIGITAL 25 IS」というカメラを1年ほど使ってきた。
GRがポケットサイズとか言うけれど、実際GRをズボンのポケットに入れたら、その膨らみは決してカッコの良いものではないし、歩きにくいもんです。
だけど、このIXY 25 ISはまさに、ポケットサイズだし、その写りは十分に満足できる色を叩き出してくれた。
あまりに良すぎて、tumblerで「1521×ixy」というページを作ってしまったほどだ。
それほど愛して止まなかったのに、愚かにも手放してしまったから話にならない。
冒頭で、断捨離に後悔はない、と言ったが、IXY 25 ISのことだけはずっと引きずっていた。
『ブリーフケースの内側ポケットにカメラを入れておきたい。』
なんのために、断捨離を行ったのか?
その意味がさっぱりわからなくなるような、こんな馬鹿げた願望から、相応しいカメラを探せば探すほど、IXY 25の存在感が浮かび上がってくる。
大きさ、重さ、写り、そして価格。
IXY 25 IS 以上にジャストなカメラはこの世に存在しない。
常に、通勤バッグに忍ばせておけば、保湿庫が散らばることもない。
つまり断捨離風に晒されることもないのだ。
そんな言い訳をしつつ、某フリマサイトでそこそこの物を買ってしまった。
以下、過去に写したものを作例として挙げてみる
RAW撮影はできない。
けれども、撮ってだしのJPEGデータを多少lightroomで弄っても、プリセットを被せても、さほど大きな破綻はない。
某フリマサイトでの出品数も一時に較べると、かなり少なくなってきた気がする。
このカメラ以降に発表された、IXYシリーズには、このカメラ以上に欲しいと思えるものがない。
だから、もう壊れるまで手元に置いておきたい。
本当にそう思っている。
コメント