IXY25isへの愛を語りつつも、SONYのオールドコンデジDSC-W200を買ったよというお話し

先日の、断捨離をしたというブログの中で、Canon IXY digital25isを手放したことを後悔したと書きました。

その理由は、誕生日プレゼントで貰ったものを手放したことよりも、カメラとしての存在感が思いのほか大きかったことに気づいたからだ。

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失ってから気づくこと

それは、手のひらに納まるくらい小さくて軽いカメラだった。

1000万画素、センサーサイズは1/2.3型CCD、スペック的には正直そんなにたいしたカメラじゃない。

いまのカメラのように至れり尽くせり機能満載じゃないけれど、弾きだされる絵はとても好きだった。

ナイトモードにしたら、花火だって簡単に写すことができる。

僕の中ではまさにデジタル版『写ルンです』的存在。『写ルンです』と違って、フラッシュが常時無効にできないことが面倒だったぐらい。それも“強いて言えば”レベルのことだ。

ところがミラーレスとかコンデジでもGRとか、そういうカメラをつい手に取って、このIXYを無下に扱ってしまっていたから、自分には必要のないカメラだと思いこんでしまっていた。カバンに放り込むことすらせず、防湿庫の片隅に放置されている時間の方が圧倒的に長くなっていった。

それはまさに、無理めの異性にばかり目が行って、傍で健気に尽くしてくれる人を粗末に扱ってしまう。馬鹿な男がついやりがちなことと同じぐらい愚かなことだった。

そう、『失ってから気づくんだ』

ここで、普通にIXY25isを買い戻すという選択はもちろんあったし、むしろその方が自然だろう。

しかし、それはそれで面白くない(?)

買い戻すにしても、もっと苦しむべきなんだ(?)

さて、IXY25isのどこがそんなに良かったのか？もう一度考えてみた。

1）幅86ｍｍ、高さ54ｍｍ、奥行20.4ｍｍ、重さ130gというコンパクトなところ

2）CCDセンサーの色味

3）35mmスタートのレンズ

ざっと思いついたのが、この三点だ。

あと強いて言えば、小さいながらもファインダーが付いていたのも好ましかった。

世の中には、価格.comというとても便利なサイトがありまして、希望するスペックを入力すれば、過去の古いコンデジ情報もあっという間に教えてもらえる。

手始めに、上の3点で絞ってみたら、CanonのIXYシリーズだけでも11ほどの機種が出てきたが、25isより魅力的に思えるのは、IXY110isぐらいだった。

当然ディスコンだから中古市場(メルカリ、ヤフオク含む)を探すことになるが、この機種の出物はかなり少ないし、あったとしても10,000円前後の価格に、正直触手が動かない。

そうこうしているうちに急浮上してきたのが、SONY DSC-W300だった。

最近の購入事例に漏れず、このカメラもあのYouTubeで紹介されたものだ。

しかしこの影響もあってか、W300の値段がやたらに高い。

メモリースティックしか使えないカメラにふさわしい金額なのか、見当もつかない。

悩ましい日が続いた。

そうした中である時、W300の前にW200という機種が存在していたことを知った。

正直スペックはそう変わらないように見えたし、金額もはるかに安い。

こうした経緯で手元にやってきたのが、このDSC-W200というカメラだ。