昨年の11月、Nikon Z6を買いました。
(正確には、Nikkor Z 24-70mm f/4 Sとのレンズキットセット)
それから、10か月が過ぎたけれど、Z6は変わらず僕の手元に残ったまま。
コンデジを除いたら、初めてのNikonだった。
以前、どこかに書いたけれど、PENTAXから始まった僕のカメラ遍歴に、CanonとNikonの両巨頭を全く選択肢に入れてきませんでした。
それなのに、まさか、ここまでZ6への愛が深まるとは。
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Nikon Z6への想い
さて今年の春ごろに、Panasonic G100を購入して以降こそ、Z6を持ち出す回数が減ったけれど(コンパクトで軽いのは正直助かるから…)、Z6への想いは変わらないままだ。
あえての言い方をすれば、Z6が傍にいてくれるから、安心して他のカメラに手を出すことができる。←(まるでクソ男が浮気をする口実のようなセリフだ)
要は、それほどの信頼感を抱いていると言いたいだけなんですけどね。
車で出かけるとき。
山へ行くとき。(最近はちっとも登りに行っていないが、なんせ暑かったから)
雨模様のとき。
そしていざというとき。(うん?)
こんな時にしか持ち出さなくなったけれど、それでも自分のメインカメラはZ6だと思っている。
あらためて、Z6の魅力とは
専門的な知識を持ち合わせていないから、どうしても抽象的かつ感覚的な表現になってしまい申し訳ないが、僕がZ6に魅せられているポイントをいくつか述べようと思う。
1)ファインダーがきれい
これが一番伝えたいことかもしれない。
ここまで主に使ってきた、FUJIFILMのXシリーズやマイクロフォーサーズのカメラ、はたまたSONYのα7sと比べても断然に違う。
初めて覗いた時、「あ、こんなに明るくて鮮明なんだ」
そう感じた。
この場合の鮮明とは、コントラストはむしろ弱いのに、はっきりと映るって言いたい。
SONYのようないかにもEVF、とは違う自然な表現がたまらなく好き。
そしてそれは今も相変わらず、覗く度に新鮮な喜びを感じることができる。
また、ファインダーが見やすいことによるメリットと言えば、MFレンズが使いやすくなることも挙げられる。
G100用のレンズばかり買い増している一方で、Z6用のレンズと言えば、
- キットレンズである、Nikkor Z 24-70mm f/4 S
- Ai Micro-Nikkor 55mm f2.8 s
- Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4P VM
つまり、24-70mm以外の2個のレンズはいずれも、マニュアルフォーカスレンズになるんだけど、それも、ファインダーの見易さによるピント合わせに苦労しないからという理由によるところが大きい。
2)グリップが握りやすい
これまでどちらかというと、レンジファインダータイプのカメラを好んで持ってきたから余計にそう感じるんだと思うけれど、グリップを握ったときの安心感というか安定感は半端なく素晴らしい。
3)案外に、JPEGの色味が良かった
Z6の保存設定は、JPEG+RAW。
もちろんそれはRAW現像前提だったから。
JPEGの色(Nikonではピクチャーコントロールシステムという名前)は、基本『スタンダード』を選択しているけれど、これが案外に自分の好みにマッチしている。僕が下手に現像するよりも、素直な色味が好ましいと思えることが多い。
クリエイティブピクチャーコントロールも、ごくたまに『ブリーチ』や『デニム』を使う程度かなあ。
4)RAWデータが扱いやすい
Xシリーズを辞めた最大の理由が、RAWデータの扱いにくさにあった。lightroomで現像をしているけれど、どうも破綻しやすかった。特に緑色が顕著だった。それから、SONYのα7sに移行したが、α7s自体が低画素(1220万)だったこともあり、Z6のRAWデータはとても素直で扱いやすく感じている。
まあ、最近はRAW現像をしなくなってきたけれど。
それでも、Z6からのステップアップを考えてみたものの
Z6の発売日は、2018年11月。
後継機Z6Ⅱは、2020年11月にすでに発売されています。
昨今の品薄の影響もあってか、時々マップカメラさんから届くZ6の買取価格は右肩上がりなんですよね。
だから、Z7とか、Z6Ⅱとかに買い替えてもいいんじゃない?なんて邪な気持ちが湧いたこともありました。
Z6 | Z6Ⅱ | Z7 | |
---|---|---|---|
有効画素数 | 2450万画素 | 2450万画素 | 4575万画素 |
ローパスフィルターレス | × | × | ○ |
記録メディア | XQDカード | SDカードOK | XQDカード |
スロット | シングル | ダブル | シングル |
USB充電 | × | ○ | × |
幅×高さ×奥行 | 134×100.5×67.5mm | 134×100.5×69.5mm | 134×100.5×67.5mm |
重量 | 585g | 615g | 585g |
4000万画素を超えてくるZ7は、そのデータの扱いからして、前世代のmac miniに負担を掛けることは間違いないし、そして、そこまでの画素数を求めるレベルの写真を撮っていないのでZ7へのステップアップは有り得ない。
そうなると、Z6Ⅱへの買い替えということになる。
Z6Ⅱの良いなと思う点は、
『SDカードが使える』
『ダブルスロット』
ずばりこの2点でしょう。
ちなみに、撮影途中でバッテリーを切らした経験がほぼないので、USB充電のありがたみを感じるタイプではありません。
しかし、
確かに、XQDカードは高かったし、それは今も変わらない。
ただ、初期投資を終えた今となっては、SDカードが使えるのはメリットにならないし、故障リスクを考えるとダブルスロットはいいでしょうが、どうしても必要かと問われれば、答えはNOかなあ。
正直その2点だけでは、2022年初秋の価格差8万円を超越するぐらいの「買替したい」という気持ちは湧いてこないんですよね。
Nikon Z6は、過ぎるカメラ
こうして買い替えを検討してみてあらためてわかったことは、僕にはZ6が十分すぎるということ。
というか、Z6の完成度が高すぎるんじゃないでしょうか?Nikonさん(笑)
まあ、あえて言うなら、デザインぐらいかなあ(笑)
もしもZ6と同性能で、Z fcのデザインを踏襲した、ブラックのカメラが発表されたら?
その時はかなり悩みそうな気はするな。
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