3月に買った本

1)さよならは青色  著:岩倉しおり
Twitterのフォロワー数 14万超 Instagramのフォロワー数 28万超を誇る写真家
僕自身もその中の一人ですが。
タイトルにもあるように、彼女の「青」が魅力です。
色だけが突出しているわけではなく、彼女の創り出す世界観にマッチした「青」
そのバランスの良さが彼女の最大の強みかなあと偉そうに考えています(笑)
コンタックスのアリアで撮影しているらしいですが、デジタルでもきっと彼女は同じ色を再現しちゃうんじゃないかとひそかに思っています。
本書はそんな彼女の初めての写真集。
四季を通した写真が載せられているんですが、どの季節の写真を見てもひと目でわかるくらい確立した世界観。
 僕くらいのおっさんになると、なんか目を逸らしたくなってしまうほど甘酸っぱい世界です。
3~4年先に、うちの娘を撮影してくんないかなあと勝手に思ってしまうほど魅力を感じてしまう。
まあ、アリアを買っても同じ写真を撮れると絶対に思ってはいけないと自覚しています。

2)ブルーピリオド 著:山口つばさ
Twitterで話題になって知った作品。
たまたま1巻が、Kindleで無料になっていたものだから、読んでみたところ面白かったので、まとめ買いした。
僕は美術が全く苦手だったので、この主人公のように突然「絵」に夢中になれる要素は全くないけれど、「写真」の勉強にもなるようなことがたくさん描かれているところがまた面白い。
この春から高校1年になる息子や中2になる娘にも読ませてみたいなあ。
彼らにも、単なる上っ面を追うのではなく、心底夢中になれるもの、好きになれるものに出会ってほしい。

3)違和感のススメ 著:松尾貴史
車で移動中、ラジオで紹介されて面白そうだったので買ってみた。
まだ全部読めていないけれど、中身云々よりも、近頃『考えてないなあ』『意識してないなあ』という気付きを与えてくれる。
さっきのブルーピリオドのときに書いたけれど、自分がすっかり上っ面だけを追う人種になってしまっていることに軽い衝撃を受けた。
まさしく違和感を勧められないといけない人になってしまってます。
毎日新聞にコラムとして連載されてきた物をまとめた本なので、ネタとしては古いものが入っていたりする。特に政治に関するネタについては、古いと少し興ざめだけど。
その日ラジオのゲストでご本人が出ておられて、その中の選挙制度の話が興味深かった。
できるだけわかりやすく書くと、
小選挙区、定数1人の場合。有権者数を仮に1000人、投票率50%とすれば、単純に500票の争いになる。4人が立候補して僅差の争いであった場合、500÷4=125票前後で当選することになっちゃう。つまり有効有権者数に対し、僅か12.5%前後の支持で当選して、それがまるで国民の総意であるかのように主張する政治家。
漠然と小選挙区制度や比例代表に違和感を感じていたけれど、こんな簡単な計算すらしなくなっている大人の自分がかなり恥ずかしいぞ。毎回選挙に入ってるけれど、ますますちゃんと投票せねば。
 しかしそれにしても小選挙区って、なかなか罪深い選挙制度…

番外編(AmazonKindle)

1)舞妓さんちのまかないさん 著:小山愛子 第9巻
先月大人買いした、「舞妓さんちのまかないさん」の新刊
『ほわっと』、『ほのぼの』、そんな言葉がぴったりとはまる主人公
京都、舞妓と僕の心臓にグサッと突き刺さるストーリー展開が嬉しい

 

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