大台ケ原 2018年5月

以前どこかに書いたが、
僕には愛してやまないブロガーさんがいる。
間違いなく僕の山行きの基準になっているほどだ。

そんな彼が大台ケ原について書いた1節。

「いつの間にか大台の森が夕日に染まり始めている。
赤く染まる森の向こう、日出が岳の展望台が見え始めた、もうすぐだ。
(中略)
あぁ・・・
大峰に陽が沈んで行く
なんて美しいんだろう。」

こんなこと書かれては、見ぬわけなどない。
ずっと僕の課題だった。

珍しく休みの取れた土曜日。しかも単独行動が許された貴重な土曜日だ。
いそいそと車に乗り込む。
エンジンのスタートボタンを押す。
聞こえたのは、いつものエンジン音ではなく、空回りするセルモーターの音だった。

こんな時に簡単に手に入るバッテリーでないことが裏目に出る。
「終わった・・・」

嵐のような風のおかげで、ひっきりなしに揺れる中での車中泊。
浅い眠りと1週間ほどになる腰の痛み。
グダグダの僕の前にあらわれた大台の朝日はいつものように美しかった。

またも持ち越した、長らくの宿題。
課題をクリアできるのはいつのことだろう。

camera:X-T2、iPhone7
lens:XF18-135mmF3.5_5.6、XF16mmF1.4

コメント

タイトルとURLをコピーしました