2018年秋 大台ケ原へ

10月13日(土) 大台ケ原へ。

今年2回目の大台ケ原

今年の夏は結局夏休みが取れず、
とても暑かったこともあって、山には無縁の日々でした。

季節はあっという間に移って早くも10月。
そろそろ山に行きたい気持ちが溢れ始めてきた。
鈍った体を解すには適当な山。
朝焼けを狙うには程よい山。
どれほど修飾語を並べようが、大台ケ原ばかり行く理由をとってつけようが、この山域が好きだという事実は隠しようがない。

1時にセットした目覚ましがなぜか、1時半に鳴って、20分ほどで準備して慌てて家を出る。
この時期の日の出時刻は、6時少し前。
朝焼けを見たい場所への歩く時間、もちろんトイレを含めた準備時間を考慮しても遅くとも5時には駐車場に到着したい。
しかし何よりこの時期の大台ケ原への人出の多さが何より心配で、先を急いだ。

南阪奈道路、大和高田バイパスを順調に過ぎて、そこから先の一般道もほとんど信号に引っ掛かることなく、おそらくこれまでの最短時間で駐車場に。

4時半の駐車場は拍子抜けするほどの車の少なさだった。

尾鷲道撤退、その後周回コース

「午前中は晴れるが、昼前からガスがかかり始め、崩れ始めるだろう」
これがヤマテンの予報だった。

駐車場に着いた頃にはきれいな星空が見えていたし、きれいな日の出を期待して、正木峠を目指す。

正木峠についてみると地平線水平線には雲が。

タイミングが合うか合わないか
こればかりは自然が相手なので、そうそう上手くはいかない。

気温は4.5℃
停滞も考えてダウンジャケットも追加で羽織ったけれど、寒い。
寒さに耐えかねて、朝焼けを諦めて尾鷲辻に向かった。

大台ケ原には、幾つか行ってみたいエリアがあって、その中のひとつが尾鷲道だ。
そのまま尾鷲の海まで降りてゆくのはそんなに簡単じゃないけれど、マブシ嶺あたりまでは行ってみたい。

尾鷲辻にある東屋から尾鷲道を行く。

紅葉にはまだ少し早い
けれど、森を歩くこのひとときが気持ちいい。
ときどき草を駆ける鹿の音に、熊かとビビるほど静かな森。

白サコに着く前後から雲が一面を覆い始め、ガスが森の樹々の間を走り始める。
雨具は持ってきているとはいえ極力濡れたくない。
あっさり撤収を決め込むw

来た道を戻り、尾鷲辻の東屋で休んでいると天気は一気に回復し始めた。
そうなると素直に中道で戻るのが惜しくなる。
仕方ない周回コースだな

正直に言って、
大蛇嵓は、何回行っても怖くて前に行けないし、
シオカラ谷の上り下りは何回通っても嫌いのまま。
そして写真を撮るには光が足りない日だった。

だけど、西大台地域も含めて、まだまだ知らないエリアがたくさんある。
家族の「また行くん?」という声に負けずにまだまだ通う日は続きそうだ。

■撮影機材
camera:FUJIFILM X-H1
lenz:XF16-55mmF2.8
iPhone7

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