初めて手にしたのは、X-E2。
そこから、EシリーズはE3、E1、E4を使い、Tひとケタは、T2、T3を買い、H1も使った。
コンデジにいたっては、XQ1、X20、X30、X70、X100S、X100F、X100Ⅴ、X100Ⅵと買いまくってきた。
しかし、これらFUJIFILMのカメラはいま僕の手元には1台も残っていない。
写真の整理があまり上手ではないので確かなことは言えないけれど、PENTAX K200Dで始まったカメラライフ、数多くのカメラを使ってきたが、一番枚数が多いのはX-E2、次いでX-T2もしくはX-H1だと思う。
写真にドはまりした時期でなおかつ登山に行っていた時期とも重なったし、なによりFUJIFILMのカメラの魅力に沼っていたせいだろう。
当時の僕は、色が破綻しやすくて、シャドウのノイズが汚いことに耐えれなかった。
(撮影時に雑に撮りすぎていたという理由もあるだろう)
その後メインカメラをニコンやソニーに変えた後も、X100シリーズを中心にFUJIFILMのカメラも手にしてきた。
ところで、つい最近の或る日、X-T2で撮った写真を見返す機会があった。
その瞬間、FUJIFILMの色にときめいてしまった。

そこからE2で撮ったモノ、H1で撮ったモノ、なんならX70で撮ったモノまで、見返す。
SONYのあっさりとした色と較べてもそこには明確な差があった。
もう一度T2か、E2を買ってみようか。
そんな邪な気持ちが湧いてきた。
しかしなかなか踏ん切りはつかない。
そりゃそうだ、いまSONY α7ⅲ、SONY RX100m7、GR(初代)を使っていて、なにも困っていないから。
違うマウントの機材を増やすぐらいなら、9月に予定している旅用にeマウントのレンズを買いたいし、むしろ(初代)GRをGRⅢxに置き換える方が幸せかも、とも思う。
いっときに較べたら、FUJIの中古価格も下がったように見えるけれど、それでも他のメーカーのカメラと較べると、まだずいぶんと高いなと思う。
中古を買いまくっていた頃の、つまり高騰する以前の価格の記憶がまだ鮮明だから余計にそう感じてしまう。
ボディ以外にレンズだって高止まりだし、X-Eシリーズに付けたいと思ったXF27mmF2.8 R WRは供給不足もあってか、中古ですら簡単に手に入らないようだ。
おそらくずっと望まれていたであろう手振れ補正が初めてX-Eシリーズに搭載された。

だけど、おそらく手に入らないだろうな。
そんな先入観もあってスルー。
それは予約(抽選)競争が嫌とかいうカッコいい理由ではなく、むしろ金策が面倒だという理由の方が大きい。
いまの機材をある程度手放せば決して買えないことは無い。
でもこの3台のうち、どれか一つでも手放せば必ず後悔する。
それだけはわかっていた。
2025年8月28日、会員登録をしているフジフイルムモールから「13時からX-E5の販売開始だよ」とお知らせメールが届いた。
この日の13時は重要な会議が予定に組み込まれていたから、やっぱり縁がないんだと思う。
その日の夕方、会議を終えて一息ついた。
新着メールを確認するためメールソフトを開く。
その受信箱に残ったままの、フジフイルムモールからのお知らせメール。
記載のリンクから開くと、唯一シルバーボディのみがまだ残っていた。
これまで圧倒的にブラックボディにこだわってきた、特にFUJIのカメラは。
しかし今回のE5、実はシルバーボディの方がカッコいいと感じていた。
ああ、やべえ…

買ってしまった…

しかし、”あ、やってしまった”感はない。
まだここがどうだとか、言えるほど使う時間がない。
それでもいくつか。
・見た目以上に重く感じる。(でもそれは、X-E2やX100シリーズでも感じたこと)
・フイルムシミュレーションの小窓は好き。
・機種のロゴが正面から消えたのは良いと思う反面、見慣れていない分違和感がある
・ストラップ穴が小さすぎるし、三角環ぐらいは付けておいて欲しかった
・かつてより、測光精度が上がった気がする
最後にレンズについて。
先にも書いたように、XF27mmの入手が困難だったこと。
XF23mmの単体販売が当分ないこと。
好きなレンズだったXF18-55mmにしようかと悩んだが、最初の1本目は明るいレンズが良いと思った。
しかし、純正の明るいレンズは予算の関係から今回は見送り。






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