その日は朝から柔らかい雨が降っていた。
妻とふたり、雨の止み間に最寄りのバス停へ。
なんか美味しそうなものを食べに行こうではないか。
肌寒い日だったからモツ鍋なんてどう?
やって来たバスに乗り込んでしばらく、また雨が降り始めたようだ。
バスは淀川沿いをしばらく走るんだけど、細い雨の中堤防を歩くひとがちらほら。
その時ふと思った。
今持っている(手元に残した)カメラって、防滴じゃないなぁ。
あゝ、僕はなんでそんなことを思い浮かべてしまったんだろう。
僕は仕事が忙しくなってそれに追われる日々が続くとどうも物欲が高まるようだ。
その日から僕は、ストレスから逃げるために防滴仕様のカメラを物色し始める。
防塵防滴はあたりまえ!
ファインダーあり
チルト式液晶
手振れ補正あり
そして、軽いに越したことはない
やはり最初に頭に浮かんだのはマイクロフォーサーズ、LUMIXのカメラだった。
手元にある2本のレンズを共有できるのはいいこと。
しかし、動画性能に重きを置くLUMIXのカメラはほとんどがバリアングル液晶なんすよね。
しかもレンズのコンパクトさに比べてボディが大きくて重い。
OMシステム(旧オリンパス)は、カメラのデザイン(特にペンタ部)が好きじゃないのとメニュー構成が扱いにくい。
このあと、FUJIFILMとかLUMIXのフルサイズとか思い切って一眼レフもあり!とかいつものようにさんざん悩む。
そして悩むことを楽しむ自分がいる。
ただ困ったことに、ストレスは前向きな悩みでは解決しない。
もう、ポチっとするしか解決方法は無い。
結局、SONYのカメラ
だって、 防塵防滴だし(その安心性には喧々諤々の一面あり)
ファインダーあるし
チルト式液晶だし
手振れ補正あるし
なんなら、一瞬候補に選びかけたLUMIX G9m2よりも軽い
(α7ⅲが565gに対しG9m2は575g)
なにより、オートフォーカス早いし、豊富なレンズ群
そうやって、僕はα7sⅱ以来のSONYのフルサイズを手に入れた。


「R」を選択しなかった理由は、4000万を超える画素数は必要ない。
(FUJIFILM X100Ⅵの時に、データが重くてPC処理が大変だったから)
「S」に戻らなかった理由は、スチルのみを使う僕に1200万画素とフルサイズセンサーのバランスを使いこなす技術がなかったから
そんなわけで無印のα7を選んだ。
ⅳではなく、ⅲを選んだ理由は
①チルト液晶
②ⅲで十分に完成形なのではというネットの意見を重視(笑)
50mmという画角に悪戦苦闘する日々
24mmが好きだとさんざんのたまう僕。
RX100M7をメイン機に据え置くつもりなのでα7ⅲでズームレンズを振り回すつもりが無かった。
だからそのまま24mmの単焦点レンズを買えばいいのに、苦手克服を兼ねて50mmのレンズを選んだ。(単なる天邪鬼かもしれん)
FE 50mm F2.5 G
50mmという画角のレンズはやはり選択肢が多くて、ツアイスも選べるし、sigmaだって。
ただ、やはりコンパクトにしたい。一度はGレンズを使ってみよう。
そんな軽い気持ちで選ぶ。

で、これが結構大変。
正直、何をどう撮ればいいのか?
それを突き付けられる日々だ。
(FE 24-50mm F2. Gにしておくべきだったかと思うことも多々ある)
残価設定クレジットという選択
カメラをとっかえひっかえする自身への戒めのため、2年間の縛りを自分に課すことにした。
メイン機…RX100M7
デザイン欲を満たす&被写界深度の深さ重視…GX7mk2
雨の日でも安心&フルサイズ欲を満たす…α7ⅲ
ああ、もう十分だよ…
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