SONYの誇る高級コンデジ、RX100M7を買いました。
うん?
そう、すでに持っているカメラだよ。
今度は中古美品ではなくて、新品購入です。
写真からカメラに目的が変わったツケを払う時が来た
昨年末、Adobeのフォトプランをいったいいつまで継続していくんだ?
そんな疑問から、Capture One(以下、「C1」と記載)のお試し期間に突入しました。
Lightroomでの現像にすっかり馴染んでいたので、C1が難しくて難しくて。
ただLightroomにはない、「明るさ」という調整がとても新鮮で素晴らしく、次第にC1に乗り換えるべきではないかと思うようになりました。
“SONYのRAWデータにはどうだろうか”
“FUJIFILMは、C1で現像したほうが良いらしい”
“LUMIXはどうなる?”
“もしかしたら、またPENTAXを手にするかもよ”
そうやって、過去の撮影データをC1で弄る日々が続きました。
30日間のお試し期間が間もなく終了しようかというある日、ふとこれまで撮ってきた画像に不満を感じてしまった。
『データ』とか、そんなことではなく、なんてつまんない写真ばかり撮ってきたんだろう。
それをよく残しているよなあ、おまえ。
そんな負の感情が溢れてきて止まらない。
“子供との思い出を残したい”
“キャンプや登山の記憶を残したい”
そんな思いから始めたカメラ。
それがいつの間にかカメラを手にすることが目的となって、明確なテーマやモチーフを持たぬまま撮ってきた写真のなんとつまらないことか!
PCの容量を食うだけのデータをただただ、撮り残してきた自分が情けないと思ってしまった。
“ファインダーを覗いて、シャッターを切る瞬間の秒にも満たない程の短い「無」の瞬間が好き”
なのも事実。
でもそこには、テーマやモチーフはしっかりあるべきなんだと今更ながら思ってしまった。
Lightroomには、カメラごとで年代別日付別にファイル管理をしてきた。
キーワード管理を中途半端にしかしてこなかったツケで、ひとつひとつファイルを開かないと何の写真が入っているかわからない。
その挙句、つまんない写真がなんと多いことだろうか。
僕の理想は、「テーマ」「モチーフ」ごとのファイル管理だったはず。
たとえば、「子供・家族」や「キャンプ・登山・旅」、「鉄道」、「スナップ」とか。
それが、手にするカメラが増えるにつれて、カメラごとのファイル管理になり、前述の後悔につながる写真の乱造が混迷に拍車を欠けている。
もう一度、原点に返ろう
四捨五入すれば60才。
そんな年齢になって、残していくものの取捨選択を意識するようになった。
サブスクだって、そう。
Adobeのフォトプランの解約を考えているのもそんな感情から生まれた。
(C1は買い切りで購入するつもり)
画像データの管理は、断然Lightroomが簡単で便利。同じことをC1に求めるのは違うなと思います。だからこそ、ファイル管理を今一度しっかり構成し直す必要性を感じている。
できるなら、ひとつのカメラでテーマやモチーフごとのデータ保存をやってみたい。
僕のスタートはそこだったはずだから。
ならば、覚悟をもって残すべきデジタルカメラを決めようではないか。
(保湿庫にフイルムの在庫があるうちは、PENTAX17は置いておく)
さんざん躊躇逡巡したうえで、RX100M7を残すことに決めた。
X100Ⅵもα6400もマイクロフォーサーズのレンズも手放すことにした。
RX100M7を便利だけど、つまんないカメラと過去言ってきたのも事実。
でも便利だからこそ、彼の可能性はおそらく僕の想像や力量を超えたカメラだと思えた。
もう一度カメラを始めた頃の原点に戻る相棒にRX100M7を選ぼう。
頼りっぱなしのマップカメラ様でRX100M7の新品175,800円也をまずカゴに入れる。
下取り交換用に、
①α6400
②Vario-Tessar T* E 16-70mm F4
③FUJIFILM X100Ⅵ
④LUMIX G 20mm F1.7 II
⑤RX100M7
5点を差し出す。
いまのRX100M7に不具合は無い。そのまま持ち続けても良かったけれど、マップカメラさんの中古美品を当時129,800円で購入し、今の買取価格が100,000円だから75,800円で新品に交換できる。 長く使うことを考えるとそっちの方がお得だと判断しました。 (購入から1年半を実質29,800円で使うことができたとも言える)
他のカメラを売ることなく、手元のRX100M7だけを使っていけばいいのでは?
そんな気持ちもあったけれど、ここはもう思い切る方が良かろうという結論に達した。
(年末年始にお金を使いすぎて今月の支払いが少しヤバいという事情もあるが…)
最初からRX100M7を残すことに決めていたように書いてきましたが、実際はそうでなく、コンパクトなシステムとライカレンズへの想いを捨てきれずに、
①LUMIX GX7M3(デザインがいい)
②LEICA DG SUMMILUX 15mm
③LEICA DG SUMMILUX 25mm
④LEICA DG NOCTICRON 42.5mm
この組合せを購入するつもりで注文しましたが、翌朝、RX100M7の有能さに縋るほうが幸せになれると思いなおし、マップカメラさんに特別にオーダー変更を認めてもらったのです。
RX100M7 開封の議
いまさら何の必要があるのかわからない「開封の議」ではありますが。
FUJIFILM X100Ⅵの時も思いましたが、『円』の力が落ちているからとは言え、20万円近いカメラが入っているとは思えない安っぽさはどうにかならないでしょうか?
開封するときのドキドキ感がほとんど無くなってきたのが残念。
ここでもう一度、RX100M7を残した理由を整理しておこうと思う。
(1)風景を撮りに行くことがめっきり減ったこと(登山に行けなくなったことが大きい)
(2)もともと外出先でレンズ交換をあまりしないタイプなので、いわゆる便利ズームレンズを持つことが多く、その大きさが少し不便に感じていること
(3)「乗り鉄」「旅」「スナップ」ぐらいでしかカメラを持ちださなくなったこと
(4)できるだけ少ない荷物で出掛けたい
(5)スナップ、特に街なかで大きいカメラを構えるのが苦手
だから、
①サイズ:101.6×58.1×42.8 mm 重さ:302g 小さくて軽い
②24-200mmの画角
③ファインダーがあるから、没入感は得られる
④写真には、バリアングルよりもチルト式の方が便利なこと
⑤フラッシュも内蔵されている
そんなRX100M7を残すことに決めた。
・センサーサイズが小さい
・防塵防滴じゃない
・F値がもう少し明るければいいのに
・付けられるストラップに限りがある
・正直外観だけでご飯を食べることができないw
そんな要素もあるけどね。
RX100M7で、訴求ポイントがちゃんと伝わる写真を撮っていきたいと思う2025年年始。
だけど、カメラを保有する喜びを一度味わってしまった僕が、その禁断症状を乗り切ることができるかはさっぱりわからない…
機材関係のYouTubeは見ないようにしようとは思っています。
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