毎年この時期になると、『今年買って良かった物』というテーマで書かれたものがたくさん出てきてそれを読ませてもらえることがとても楽しい。
まあ、おおいに物欲を刺激されてしまうリスクは潜んでいるけれど。
僕も書こうかなあと思いつつも、これまでは一度も書けずにきた。
というのも、僕の場合あまりにも「買う」「売る(手放す)」がセットになりすぎているから。
それでもいつか、そのうちに書いてみようという思いもあって、notionに買い物を記録している。
今回改めて見直してみても、すでにもう手元に無い物が結構な数になっていたりする。
僕の場合は、『買って良かった物』を書くよりも、『買ったものの、でもすぐに手放した物』を書いて己の衝動買い癖を戒めるほうが良いかもしれない…
Contents
Panasonic DC – G100
購入日:2022年5月
マイクロフォーサーズの利点は、小さなセンサーサイズに合わせてカメラボディもレンズもコンパクトにできることだと思う。
“ボケにくい”と言われることも、どちらかというとパンフォーカスに近い絵の方が好きだからあまり気にしていない。
それよりも、”小さくて”、”軽い”方が大変有り難い。
レンズのコンパクトさは、望遠域になればなるほどその差は顕著に表れる。
例えば、普段付けっぱなしにしている、Lumix G VARIO 14-140mm F3.5-5.6というレンズの最大径×長さは、67×75mmで、重さはわずか265g。
一方で、上記レンズと似た望遠域のNikkor Z 24-200mm f/4-6.3(持っていませんが)の最大径×長さは、76.5×114mm、重さは倍以上の570gだ。
とここまで書いて気づいたのだが、G100のボディ重量が303g。レンズと足した合計は、568gで、これはNikon Z6のボディ単体重量の675gより100gも軽いじゃないか!
ただその一方で、おっさん心を擽る小さなボディも、過ぎるとレンズとのバランスが難しい。マイクロフォーサーズ使いの人が小さなボディに大きなレンズを付けた写真を載せていたりするけれど、僕はそれを美しいと思えない。(個人的主観です)
もちろんマイクロフォーサーズにもその辺りのバランスが整うボディがあります。が、そこそこ重い。
そうなるとコンパクトに治まるという利点を失ってしまう気持ちが先立ち、ついマイクロフォーサーズから離れてしまうことが幾度となくあった。
OlympusのE-M5やE-M10あたりなら、ボディ重量は確か370g前後で、程よい選択になるんでしょうね。
ただこれまでも数台Olympusのカメラを使ってきたけれど、メニューのUIがどうしても馴染めない。
そんな折に、重さや大きさはマイクロフォーサーズぽくって、ファインダーがあり、さらに稼働液晶付きとして僕の前に現れたのが、DC-G100だ。
メーカーとしては、Vlog機として売り出したんだろうが、写真機としてもこれまでのパナに無かった素晴らしいカメラだと思っている。
まあ唯一、残念な所は手ぶれ補正が付いていないところかなあ。
FUJIFILM X-70
購入日:2022年7月
どうしてもクラシックネガを味わってみたくて、3月にX-E4を買いました。
この時点で3つのマウント使いになってしまった。
X-E4は、XF35mmあたりのレンズを付けっぱなしに、いわばコンデジのように使うつもりでしたが、毎年春先に吹き荒れる「断捨離風」に煽られて、結果早々に手放すことに。
ただ一度でも富士フイルムのカメラを使ってしまうと、フィルムシミュレーションの魔力を完全に吹き飛ばすことは難しいのです。
X-70は一度手にしたことがありました。
その時はGRの魔力に負けて早々に手放してしまったけれど、いいカメラであったことは覚えていて、lightroomで過去を見直しても結構いい写真取れてるやん!
というわけで、戻ってきていただくことにしました。
クラシックネガはもちろん、アクロスも使えませんが…
外付けのファインダーも買って、ワイドコンバージョンレンズも買ってやる気満々です(笑)
他にもX-70を買ってよかったと思う理由がありまして、それはカメラ自体の良さ以外にも『僕の物欲を抑える防波堤の役割』を担ってくれている一面があるのです。
春先の断捨離風がおさまると、ふつふつと物欲がまた湧いてくるわけです。
特にやばいのが、GR系を欲しいという気持ち。
GRはこれまでなんども買っては、売るを繰り返してきた。
スナップシューターとして、GRが最高なのは理解しているが、僕はどうしてもあのデザインを受容できない。
だから周期的に訪れるGR購入欲を満たしては、またデザインに飽きて手放す、まさに負のループを繰り返してきた。
実はここ最近もまた、GR系の中古を物色しまくっていた。
「お前には、X-70という、スタイル抜群のカメラがあるやん。しかもAPS-Cセンサーだぜ。」
最後のボタンを押さなかったのは、頭の片隅から聞こえてくるこの言葉のおかげ。
…
…
でも実は、X100V予約してるんですよね。(手にするのはおそらく来年春ごろでしょうが)
正直いつ手元に届くかわからないけれど、その時にX-70を再び手放してしまうかもしれない。
PENTAX Optio S10
購入日:2022年10月
X-70は28mmスタート、GRも同様。
コンデジで、テレ端35mm以上の物は案外に多くない。
年齢を重ねるにつれて、普段の生活の中での視野角は狭くなってくる。
つまり、使いたいレンズのテレ端の数値も大きくなってしまう。(あくまでも個人の主観です)
そんなこともあって気になっていたカメラのひとつ。
ただ2007年発売のとても古いカメラだし、なかなか出会う機会がありませんでした。
欲しいものリストに入れてしばらく、ようやく手に入れた。
手に入れたものの、同じようなカメラ、IXY25isをすでに持っていたこともあって、さほどテンションが揚がらなかった。
ある機能に気づくまでは…
思い切った発言になるけれど、
僕にとってこのカメラの存在意味はただ一つ、パンフォーカスモードが使えることだ。
GRより、小さくて軽い、まさにスナップシューターINポケットを証明してくれるカメラだ。
しかしながら古すぎてか?、はやくもカメラの挙動に一抹の不安を感じているので、壊れないことを祈りつつ使っているのが現状です。
Topologie 20mm Sling
購入日:2022年7月
カメラを買うたびに、そのカメラに似合うであろうストラップを都度用意してきた。
ハッキリ言って、かなりバカにならない出費だ。
特に頻繁にカメラを入れ替えてきた僕には負担は大きい。
ハンドストラップよりも、ネックストラップを愛用しているが、果たして実用性が高いかと聞かれると少し疑問は感じている。
実際には、手に持って歩くほうが多いし、かと言ってハンドストラップだけで事足りる?というわけでもない。
たまには斜め掛けしたくなるやん?(笑)
そういう意味では、ピークデザインのアンカーシステムって合理的なんだと思います。
ただピークデザインという社名の割に、ストラップのデザインはダサい(※個人的感想です)
とはいえ、Z6は、ピークデザインのハンドストラップとネックストラップどちらも使えるようなシステムにしているんですけどね。
レンズ付けると1kg超えそうな場合は、やはり安心感に勝るものは無いから。
閑話休題
マイクロフォーサーズやX70等少し大きめコンデジで共有できそうなストラップを探していた時に見つけたのが、この商品です。
カメラに三角環が付いていれば簡単に着脱できる。
持って歩きたい時や、バッグに入れるときは外せば邪魔にならない。
(もちろん、その際の落下は自己責任)
見た目もカメラストラップっぽくないところが気に入っています。
耐荷重の記載がないので、耐久性などは何とも言えない。
G100とG VARIO 14-140mmの組み合わせが、およそ570gで今のところ落下したことないし、落ちそうな気配も感じていない。
三角環が付いていないカメラにはこちらが便利。G100にはこれを付けています。
MOFT Snap-On スマホスタンド
購入日:2022年11月
今年ついに、iPhone14Proを買った。初めてのProモデルだ。
これまで使ってきたiPhone3とか5とか7とか、SEには無かったものが「MagSafe」
ところで、ちょっとした送り迎えのために車を運転することが多々あり、iPhoneと(免許証が入っている)財布、それと眼鏡を手に持って乗り込むのだが、身軽に乗り込む感じではない。せめて財布だけでも無しにできればましかなあ、と。
そんな軽い気持ちで買ってみたけれど、これが案外にいい。
1)カード収納部に免許証入れているので、財布の持ち出しが必須でなくなった。
2)このスタンド自体厚みがあるが、その厚みのおかげでiPhoneのレンズの出っ張りへの配慮が要らなくなった
どういうことかというと、机などにiPhoneを置いた時に、接地面にレンズが直接触れることがなくなった。
3)YouTube見る時など、やはりスタンドがあれば便利
MOFTって、少し高めの値段設定ですが、これまで他の商品も使ってきて、安心感は半端ないです。
アークテリクス アロー20
購入日:2022年8月
基本、通勤にはリュックです。
これまでいろんなリュックに手を出してきました。
例えば、ノースフェイスのシャトルデイパックとか、デサントのエアロストリームバッグパックとか、ホグロフスのサルナ、エンデュランスのビジネスバッグ etc.
かなりの数のリュックを使ってきました。
一般的なビジネスリュックには、PCやタブレット専用のスリーブや筆記用具等小物を入れるためのたくさんのポケットが付いています。
収納スペースがどれだけあるかで、そのリュックがとても価値のあるがごとく語られていたりする。
僕もこれまではそのような物だと受け入れてきたけれど、リュックその物を重く感じていた一面もあった。
そこで今回は改めて自分の通勤バッグとしてのリュックを考察してみた。
結果、僕にとって本当に必要な通勤用リュックは単なる袋で十分だ。
そう思った理由は、次の通り。
朝、自分のデスクに着いてまず行うことは、リュックの中身をすべて取り出す行為。
通勤用バッグ=仕事用バッグではないので、中身を全部出す必要がある。
ということはつまり、通勤用バッグの中で持ち物をそれぞれの収納ポケット等に入れてしまうと取り出す作業がそれだけ増えるということだ。
ポーチ2、3個に収納しておけば、取り出す手間は圧倒的に減る。
だから、単なる袋的なリュックを買いました。
潔いほどに、『袋』です。
外側にポケットも装飾も一切無い。
中は一応ポケット付きの仕切りが1枚、PC用のスリーブが1か所。
それだけ。
それだけなので驚異的に軽い!
実測値 800g
このあたりはさすがアークテリクスです。
ただ、1個ぐらいはポケット付いてても良かったかなあ、とは思いますが。
まとめ
冒頭にも書いたように、notionの買い物記録に載せた買い物履歴を数えてみると、なんと75個のアイテム。
もちろん、日常消耗品の仕事用の靴とかレインコートなどを含んでいるけれど。
それにしても多いですね。
すでに手放したものや未開封のものも多数。(未開封品は主にアウトドア系の用品が多いです)
今回は、75分の6アイテムを紹介しました。(掲載率は8%)
来年は、多少物欲を抑える訓練をしようかと一応考えています。
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