今年に入ってからずっと思い続けているカメラがあった。
ソニーのα7s
きっかけは、コチラの記事なんだけど。
PHOTOYODOBASHIのKさんと同じ機材を使ったからと言って、
彼と同じ写真が撮れるなんて思うほどバカじゃない。
ただ単純に、このカメラの「白」の表現力に魅せられてしまったのだ。
しかし、去年の暮れにE-M5markⅡを迎えたばっかりだし、
マイクロフォーサーズにさほどの不満を感じていないし、憧れは憧れのままで…ね。
なんて思いながらも、しっかりとマップカメラさんの入荷お知らせメールに登録はしていたのだけれど。
1週間に1回、届くか届かないかのメール。
それはことごとく『並品』評価のモノだった。
マップカメラの『並品』評価は安心できるから買ってもいいんだけど、
「並品を避ける」=「買わない」という物欲制御ブレーキのつもりでぐっと耐えた。
メールで届く中古品は『並品』ばかり、だから買わずに済む。
かと言って、新品を買うほどでもない。だから買わずに済むでしょ?
そう油断しきっていた2月の終わりのある日に届いたお知らせメール。
いつものように油断した心のまま開いたリンク先には、なんと『良品』の文字が!
添付画像を見る限り、大きな傷や塗装の剥がれもなく、付属品の欠品もない。
良品どころか「美品」評価でもいいんちゃうん!
ヤバイ!
早くクリックしないと自分と同じように『良品』を待っている人たちに先を越されてしまう!
油断して弛みきった物欲制御マインドはこうしてあっさりと壊れてしまった…
今年最初の衝動買いは、生涯初めてのフルサイズカメラを買うことでした。
一方で再びXマウントに戻るという選択肢は当然あった。
手振れ補正が付くX-T4にも、型落ちとなるX-T3にも興味はあった。
だけどE-M5M2に割と満足しちゃってしまっており、サブとしてのXマウントの立ち位置になんか納得できなかったんだよね。
そうつまり、今回手に入れたα7sは、マイクロフォーサーズのサブとして考えている!
おお、なんという贅沢!!
更に一方で、
E-M5M2一式を売り払って、フルサイズカメラをメインにする選択があるわけですが、これはレンズの値段を知れば知るほど身の程知らずだと思い知らされるわけで…
シグマとタムロンで満足できるならそれもありかもしれませんが…
きっと、ツアイス欲しくなるのわかってるので。
そういうこともあっていわゆるメインシリーズであろうα7とか、α7ⅱとか、α7ⅲではなく、α7sを選んだ。
でも、本当のメインカメラはGRⅢ…だと思うけれど…
α7sのスペック
有効画素数 | 1220万画素 |
---|---|
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
ローパスフィルターレス | × |
スロット | シングル |
防塵防滴 | 〇(信頼性は低め?) |
手振れ補正 | × |
モニター | チルト式 |
USB充電 | 〇 |
重量 | 446g |
主だった気になるポイントのみ挙げてみた。
今のところ、体感に過ぎないが、電池の持ちは悪そうなのでUSB充電できるのは助かる。
手振れ補正が無いのは、isoとの引き換えで対処すればいいし、そのあたりは今後使っていくうちにより実感できるだろう。
(2020.3.17追記)
そうそう、肝心なスペックを載せることを忘れてしまいました。
『静音シャッター』
このカメラを選んだ理由の重要な一つ。
近頃は、シャッター音を消せるカメラばっかり使っているので、すっかりシャッター音に敏感になってしまっている。
だから、iPhoneで撮ることもめっきりと減った。
例え周りに人がいなくても静かな方が良いに決まってる。
さて、実際のシャッターフィーリングですが、FUJIFILM、X-H1のリーフシャッターほどではないけれど、押し込む感じではないですね。
適度に軽くて、押しやすくて僕は好きかなあ
とりあえず、撮ってみた
ボディは欲しいなあと思っていたものの、レンズは決め切れないままでいた。
全部高いし。
まずはとにかく手元に残してあった、Pancolarをマウントアダプターを介して使うことにしました。
当然ピントはマニュアル。
今更ながら、ボケはあまりきれいじゃないことに気がついた。
解放で撮ったときの盛大なボケは見てると酔いそう。(だから今回は載せなかった)
FUJIFILMのカメラで使ったときはあまり感じなかったんだけど。
センサーサイズの違いの影響があるのかしら?
85mmのレンズを買った
『レンズを買う』
言葉にすると簡単だけど、今回はかなり悩みました。
結論は見出しに書いてあるとおりなんだけどね。
35mmぐらいの単焦点レンズ。
中望遠クラスの単焦点レンズ。
はたまた、使い勝手のいいズームレンズ。
しかしフルサイズ対応のレンズってなんでどれもこれも10万円を簡単に超えてくるんだ?
ところで、
たぶんなんだけど、このカメラとE-M5M2を一緒に持ち歩くことはないと思う。
GRⅢとの抱き合わせが一番頻度は多いだろう。
となるとGRでカバーできる、28mm、35mm,50mm(35と50はクロップ)はGRで撮ればいい。
GRでカバーしきれないあたりをこのカメラで賄えないだろうか。
その様に気づくとあとは早い。
正直28mm以下の広域には興味がなく、そうなると自然と望遠域のレンズとなる。
かと言っていきなり100mmを超えるのも必要性として疑問がある。
となると、あいだをとった75~80mmクラスが俎上に上がった。
85mmにしたって、4種類のレンズもあるんだよね。
ツアイスが二つに、GMレンズが一つ。
残ったこのSEL85F18はなんといっても安い(フルサイズ対応にしてはだけど)
ヨドバシカメラのポイントを駆使して実質4万円ほどで買えた。
すべて撮って出し。
一番驚いたのは、4枚目の逆光写真。
これまで使ってきたカメラなら確実にJPEGでは花の黄色はここまで出せなかった。
あとハイライトの余裕。
これがフルサイズなんだ。
RX100シリーズとかその前ならNEX-5や6を使ったときには思わなかったけれど、このカメラの撮って出しの色は結構好きかもしんない。
WBは少し調整して撮ったけれど、青空の色はFUJIFILMの色よりこっちの方が好きだわ。
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