どうも僕は、趣味に関して、極端に走る傾向がある。
例えば読書。
同じ作家ばかり読む。過去読んだものを読み直すことも含めて。
だけど、ここ数か月は、このブログのブックレビューにも何度か書いているようにその偏食傾向は消えているようだ。
正直人間関係が面倒に思うことも多く、、特に新しい人と交わるのがあまり得意ではない。とはいえ仕事柄そういうわけにいかないことも多々あり、だからせめてプライベートは知人友人以外とあまり関わりたくないのだ。
休日に、好きな音楽を聴きながらカメラのファインダーを覗き、写真を撮ること。
好きな作家の本を読むこと。(同じ本を読み直すこともしょっちゅうある)
それらって、繭の中で過ごしているような安心感に満たされる時間だ。
一方で、そのような行為はどうしても視野が狭くなってしまいがちになりやすい面もある。
凝り固まった偏屈爺になりたくないので、本の世界だけでも視野を広げてみようかと。
今のところ、その試みはうまくいっているように思う。
とは言っても、どうしても馴染まなさそうな本があるのも事実だから、まあ、そのあたりは臨機応変にということで乗り越えていこうじゃないか。
広げるといえば、写真の画角にも言える。
機材にこだわりだしたきっかけの一つに登山があった。
山から見る風景を切り取りたい。
たったそれだけの気持ちで、山に持っていくカメラは何がいいんだ?やっぱりレンズは広角だよね。
だから広角中心のレンズ構成が長らく続いた。
でも、広角って難しい。
広い世界が写るということは、たくさんの物が写るということは、凡庸な写真と紙一重だから。
そして僕はその凡庸な写真を量産するようになっていく。
ろくに戦いもせず、あっさり白旗を挙げた後は、「切り取ればいいじゃん」とばかり広角域レンズを手放して中望遠・望遠レンズに走ることになる。
本当に極端…
極端に走ると、飽きるというリスクを孕む
そう、「広い世界」が見たくなった。
せっかくフルサイズのα7sを持っているのだから、10mm台の広角レンズを、という思いはあった。
でも、出目金レンズだったり、大きかったり、高かったりでなかなか決断できないでいた。
このタムロンのレンズは、20mmというあまり聞きなれない画角であるものの、惹かれた理由は何よりコンパクトだったことだ。
レンズ単体の重さは、255g。カメラ、α7sにくっつけても、823gしかないし、バッグの中で嵩を取るほど大きくならないのも良い。
あと、かなり寄れる。これがかなり嬉しい。
しかし20mmを使いこなせるかどうかよりも不安なのは、AFがめちゃくちゃ迷うことだ。
このレンズでストリートなんて絶対無理。MFにして、F8まで絞ればパンフォーカスにできそうと「SetMyCamera」が教えてくれたから、そのあたりを試してみたほうが気軽に撮れるかもしれない。
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