気がつけば、空を見上げていた

 

 

仕事を終える時間になっても、空はまだ明るい季節になった。
その日は、なんとなくシャッターを押したくなったので、寄り道をすることにした。
と言っても、いつもの河川敷だけどね。

 

 

 

背中に汗をかかないよう、ぴったりとフィットしない背面を持つ夏用のリュックに衣替えしたので、放り込みカメラはおのずとコンデジになる。
太陽の光を強く感じない時間だから、ノーファインダーのカメラでも問題がない。

いつもと同じ場所で、同じような構図で、同じような写真を撮ろうが、カメラを構えているときは世事を忘れ去ることができる。
特に、この1年以上にわたって面倒な案件を引きずったままだから余計に忘れ去ることができる時間が貴重だ。

 

 

 

 

 

先日、修学旅行から戻ってくる娘を迎えにずいぶんと久しぶりに空港に足を踏み入れた。
自動ドアから空港の中に足を一歩踏み入れただけで、不思議とテンションが上がる。
そう、まさに今から旅に出る。
不思議とそんな気持ちがあふれてくる場所だ。

そんな大阪空港への着陸ルートになっている場所に立っていると夕方のラッシュで次から次へと飛行機が下りてくる。

 

 

 

 

 

コンデジでは精一杯の写真を、同じような写真を量産する。
いやむしろ粗を隠せるコンデジだからこそ無我夢中にシャッターを押せるんだ。
望遠レンズだと、ちょっとしたブレですら許せなくて、むしろストレスを感じてしまうかもしれない。

 

 

 

自画自賛できる程度がノーストレスでちょうどいい。

 

 

 

 

 

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