先週の日曜日、フェルメール展に出かけた。
混雑を避けようと、9時30分の開場に合わせようと思い、しかしその前に新世界でモーニングを食べよう。
恵美須町からの新世界。
その小さな喫茶店は、常連客がいっぱいで、たまたまの一見客が一つのテーブルを独占するということに少し居心地の悪さを感じてしまい、予定より早く店を出る羽目になった。
でも愛想の良い老夫婦の接客からは、一見を拒む素振りなど微塵も感じず、居心地の悪さは、おそらく僕が勝手に感じたに過ぎないと思うんだ。
雨予報の曇り空。
ビニール傘越しの新世界を写真に撮ろうと思っていたけれど、期待に反して雨はさっぱり降ってこなかった。
仕方なく、大阪市立美術館へ。
開場の30分も前に着いてしまった。
すでに、100人ほどが列を作っていたので、その中に紛れ込んだ。
今回のフェルメール展に出展されている彼の作品は、6点。
17世紀のオランダ美術の良作を引き連れての展示。
フェルメールの魅力って何だ?
まるで映画の1場面を思わせる、モデルの表情。
そう、ストーリーを感じさせる表情がとても素敵だと思う。
「取り持ち女」なんて、描かれた4人がこれからどう動いていくのか?想像するだけで楽しくなってしまう。
できることなら、人にぶつかられることなく、ゆっくりと見て回れたら良かったのだが。
ところで、今回も音声ガイドを利用したのだけど、全部石原さとみが喋ってくれるのではなく、作品解説は男性の声に変わるんだよ。なんか興ざめ。前回の「ルーブル肖像画展」では高橋一生がたっぷりと喋ってくれてめちゃ価値あったのにね。
RICOH GR
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